地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe株式会社(リフレーム)です。
月日を重ねるうちに、家族のライフステージには変化が訪れます。
例えば結婚、出産、子育て、子どもの独立、親との同居など、おおよそ10年ごとに大きな変化が訪れると言われています。近年、住宅の性能が向上し住まいそのものは長く住めるようになっているのに、間取りがライフスタイルに合わないからと住みかえを迫られることは避けたいものですね。
そのため、将来的に空間をフレキシブルに使える可変性のある間取りとはどんなものなのでしょうか。
フレキシブルな間取りは、いくつかの工夫を組み合わせることで実現できます。
1.可動式の壁や間仕切りの活用
●引き戸やアコーディオンカーテン: 必要に応じて開け放てば大空間になり、閉めれば個室として使えます。子どもが小さい頃は広いプレイルームとして使い、成長したら引き戸で仕切って2つの子ども部屋にすることもできますね。
●可動間仕切り収納: 収納家具自体が間仕切りになるタイプ。収納力を確保しながら空間を仕切れます。
●ロールスクリーンやカーテン: 簡易的ですが、視覚的に空間を分けるのに役立ちます。
2.大空間を基本とし、家具でゾーニング
壁を設けずに、リビング・ダイニング・キッチンなどの大空間を作り、その中で家具の配置によってそれぞれの役割を持たせる方法です。
●家具の配置: ソファや本棚などでゆるやかに空間を区切ります。将来的に家具を移動させるだけで、リビングの形を変えたり、ワークスペースを設けたりできます。
●ラグや照明: 空間ごとに異なるラグを敷いたり、ペンダントライトを設置したりすることで、視覚的にエリアを区切る効果があります。
3.将来的な増改築やリフォームを想定した構造にする
骨組み(スケルトン)と内装(インフィル)を分ける「スケルトン・インフィル」という考え方です。
●シンプルな構造: 壁や柱を少なくし、将来的に間取り変更がしやすいように設計します。
●配管・配線の考慮: 水回り(キッチン、浴室、トイレ)の位置は変更が難しい場合が多いですが、将来的に増設や移動の可能性がある場所については、あらかじめ配管や配線を通しておいたり、点検口を設けたりするなどの工夫をしておくと、リフォームが容易になります。
4.多目的に使えるスペースを設ける
特定の用途に限定せず、様々な使い方ができるスペースを設けておきます。
●土間スペース: 玄関と一体になった土間は、自転車やベビーカーの収納、子どもの遊び場、来客時の応対スペース、ちょっとした作業場など、多目的に使えます。
●フリースペース/予備室: 最初は趣味の部屋や書斎として使い、将来的に子ども部屋や介護スペースに変更できるようにしておきます。
●ロフト/スキップフロア: 空間の縦方向を活用することで、限られた面積でも多様なスペースを生み出せます。収納、書斎、子どもの秘密基地など、様々な使い方が可能です。
フレキシブルな間取りにすることで、メリット・デメリットがありますが住む人の人生に寄り添い、共に成長していく住まいを実現するために、家族の将来像を話し合い、5年、10年、20年後の家族構成や生活の変化を具体的に想像し、必要なスペースや使い方をリストアップしてみましょう。
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