完璧主義は成果を遠ざける― 地場住宅会社が「まずは動く文化」で成果を出す方法 ―

地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe株式会社(リフレーム)の望月です。

住宅業界は「高額商品を扱う業種」として、丁寧さや慎重さが求められます。
しかしその裏で、「失敗できない」「完璧に準備しないと不安」といった過度な完璧主義が、あなたの会社の行動を遅らせていませんか?

このブログを読んで頂くと、完璧を求めるあまり「行動が止まってしまう会社」から脱却し、「動きながら学ぶ会社」へと変わるための具体的な考え方とステップがわかります。
結果的に、問い合わせ数や来場率の向上、社員の挑戦意欲の向上にもつながります。

完璧主義の問題点は?

【例えば:A社のケース】
・イベントチラシを完璧にしようとデザイン修正を重ねた結果、印刷が遅れて配布タイミングを逃す
・インスタ投稿を1週間かけて悩んでいるうちに、話題性がなくなった
・営業資料が完璧でないからと社内で止まり、お客様に届くタイミングが遅れる

完璧主義を脱却すると・・・

・70点の状態でも“まず出す”ことで、リアルな反応が得られ、改善の精度が高まる
・「やってみる→振り返る」のスピードが上がり、意思決定の質が上がる
・社員が「挑戦しても大丈夫」と感じる職場になり、提案力が育つ

何をすればいいのか?

完璧主義を見直し、「まず動く文化」を組織に根づかせること。
これはただの“雑さ”ではありません。
「仮説を立てて試し、結果を見て調整する」というビジネスの基本動作です。

【定義について】

・完璧主義:「失敗してはいけない」「間違ってはいけない」という思いから、100点でないと動けない状態
・行動主義(仮説型思考):「70点でいいから出してみて、フィードバックで直そう」というスタンス
具体的な方法論・やり方について

①「仮でもいい」という合言葉を社内で共通認識にする
②上司から「未完成提出」を許容する姿勢を見せる
③「出したあとに振り返る」を徹底する

ステップバイステップでの実践方法

Step 1:完璧主義の場面を洗い出す
例えば
・資料が完成しないと社内で止まる
・「投稿は完璧な写真と構成でなければならない」
→【チェックリスト】を社内で作って、気づきを共有しましょう。

Step 2:70点ルールを導入
例えば
・チラシデザインは初稿で社内共有してフィードバックを受ける
・SNS投稿は「構成3つ」から1つを選び、すぐ投稿する

Step 3:評価軸を「提案数」「実行数」に変える
例えば
・完成度より「どれだけ試したか」「どれだけ共有したか」で評価する
・提案会議の資料はA4紙1枚でOKとするルールを作る

具体的な行動の例
・SNS投稿は「完成度70%×週3回投稿」ルールに切り替える
・チラシは「仮デザイン」で上司承認を受け、印刷を早める
・社員提案制度に「未完成でも提出OK」の文言を追加

実践したらどうなるのか?

・社員の動きが早くなり、会社全体の改善スピードが加速する
・「やってみたら案外できた」という小さな成功体験が組織に広がる
・成果に対して柔軟かつ即応できる、しなやかな組織文化が生まれる

おわりに

完璧を求めることは、品質にこだわる住宅会社にとって大切な姿勢です。
しかし、今の時代は速さと柔軟性が求められます。
「まず試す」「あとで直す」。この小さな思考の転換が、成果を大きく変えていきます。
今日から、70点で動く勇気を持ってみませんか?

Reframe株式会社(リフレーム株式会社)は、地場工務店様向けに個別コンサルティングや各種研修、SNS運用代行を行なっている会社です。詳しくは Reframe株式会社のトップページ をご覧ください。

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