地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe株式会社(リフレーム)の天田です。
ホームページで集客したい工務店の方にとって、「SEO(検索エンジン最適化)」という言葉はよく耳にすると思います。
でも実際、『何から始めてどう進めればいいのか?』と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、工務店のホームページにおけるSEOの基本的な流れと、実際にやるべきことを、制作・運用の立場からわかりやすく解説します。
SEOは「検索される導線」を作ること
SEOとは、Googleなどの検索結果で自社サイトが上位に表示されるように整えることです。チラシやSNSと違って、ユーザーが「探しに来る」タイミングに訴求できるのが大きな特徴です。
たとえば以下のような検索をする人がいます
- 「群馬 注文住宅 おしゃれ」
- 「高崎市 工務店 施工事例」
- 「自然素材の家 価格」
これらのキーワードで自社サイトがヒットすれば、高確率でお問い合わせや資料請求につながるのです。
ステップ1:キーワードを決める
まずは、どんな検索キーワードで上位表示させたいかを決めることが第一歩です。
これを「キーワード設計」と呼びます。
キーワードの例
- 地域名+業種:「江南市 工務店」「愛知 注文住宅」
- 家づくりのテーマ:「自然素材の家」「平屋の施工事例」
- 行動に直結するワード:「見学会予約」「資料請求」
Googleキーワードプランナーなどの無料ツールで、検索ボリュームを調べながら選定すると効果的です。
ステップ2:サイトの構成を整理する
SEOはページ単位で評価されるため、『1ページに1つのテーマ』が基本です。
例えば以下のようにページを分けて設計します
- トップページ:ブランドの顔
- 施工事例ページ(works)
- スタッフブログ(blog)
- お知らせ・見学会(event)
- 資料請求ページ・お問い合わせ
さらに、各投稿タイプや固定ページにおいても、地域名や建物種別などのキーワードを散りばめる設計が必要です。
ステップ3:質の高いコンテンツを作る
キーワードを決めたら、次は実際の記事・ページを作成していきます。
ポイントは、ユーザーが求めている答えを、わかりやすく丁寧に書くこと。
たとえば「自然素材の家」というキーワードなら
- どんな素材を使っているか
- 施工例の写真や図面
- 実際の住み心地やお客様の声
- メリット・デメリット
までを含めて書くと、信頼性も高まり、検索でも上位に上がりやすくなります。
ステップ4:内部対策で検索エンジンに伝わるようにする
内容がよくても、検索エンジンにうまく伝わらなければ評価されません。
そのために以下の「内部施策」も重要です。
- タイトルとディスクリプションを適切に書く
- 見出し(h2, h3)で構造化
- パンくずリストや内部リンクを設置
- スマホ対応やページ表示速度の改善
これらはWordPressならテーマやプラグインで対応可能なものも多く、設定しておくと効果的です。
ステップ5:継続的に改善していく
一度記事を書いて終わりではなく、検索結果やクリック数を見ながら改善することも大切です。
Google Search Consoleを使えば
- どんなキーワードで表示されているか
- クリック率や掲載順位の推移
- インデックスされているかどうか
などを確認できます。数字を見ながら、記事の書き直しや新規投稿を行うことで、SEO効果はどんどん高まります。
まとめ:SEOは“計画と継続”がすべて
SEOは難しく感じるかもしれませんが、やるべきことは大きく分けて以下の5つです
- キーワードを決める
- サイト構成を整理する
- コンテンツを丁寧に書く
- 内部対策を整える
- 継続して改善する
これらを一歩ずつ実行していけば、検索からのアクセスは確実に増えていきます。
工務店にとって、『SEOは“じっくりと育てる資産”』です。
これからの集客に備えて、少しずつでも取り組んでいきましょう。
Reframe株式会社(リフレーム株式会社)は、地場工務店様向けに個別コンサルティングや各種研修、SNS運用代行を行なっている会社です。詳しくは Reframe株式会社のトップページ をご覧ください。