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人を惹きつける住宅写真の撮り方を解説します
今はInstagramやホームページなどで、施工事例や完成住宅の写真を発信することが当たり前の時代です。美しい写真は、それだけ多くの人に見てもらえるチャンスを広げてくれます。しかし「プロのカメラマンに依頼するのはコストや時間がかかる」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お手持ちのスマートフォンで簡単に“魅せる”住宅写真を撮るコツをご紹介します。今日からすぐ実践できる内容ですので、ぜひ参考にしてください。
撮る前に確認しておきたいスマホ設定
まず撮影前に、スマホのカメラ設定を整えておきましょう。
- グリッド線(ガイドライン)をオンにして水平
- 垂直を意識する・HDR(ハイダイナミックレンジ)モードをオンにして、明暗差のあるシーンでもきれいに撮る
- 画質設定は可能な限り高画質(4:3比率)で撮影する
これらを設定しておくだけでも、写真の完成度が格段に上がります。
※お手持ちのスマートフォンの機種によって設定方法は異なる場合があります。詳しくはお手持ちのスマートフォンの説明書をご覧ください。
外観写真のポイント
まずは建物全体の印象を決める外観写真から。
ポイントは「光」と「角度」です。撮影時間は午前中か夕方の“斜光”の時間帯がおすすめ。真上からの強い日差しよりも、柔らかい光で陰影がつき、立体感のある写真になります。
また、真正面からではなく、建物の角を写すように“斜め45度”のアングルで撮影すると奥行きが出て、より立体的に見えます。スマホを少し低い位置に構え、地面を少し入れると安定感が増し、プロっぽい印象に仕上がります。
さらに、スマホに「広角ズーム機能」がある場合は広角モードで撮影するのがおすすめ。建物全体を一枚に収めやすく、空間を広くダイナミックに見せることができます。空と建物のバランスを意識すると、よりかっこいい写真になります。
内観写真のポイント
室内を撮るときは、まず“光を味方にする”ことを意識しましょう。
日中、自然光が最も入る時間帯に撮影するのが基本。照明はすべて点けて、部屋全体が明るく見えるようにします。逆光になりすぎないよう、窓を背にするか斜めから光を取り込む構図が効果的です。
また、カメラを腰の高さ程度で構え、床と天井のラインが水平になるよう意識すると、空間の広がりが伝わります。撮影前に余分な物を片づけ、家具や小物の配置を整えるだけでも印象は大きく変わります。
室内でも、広角モードを使うと空間の奥行きや開放感を表現しやすくなります。ただし歪みが出やすいので、壁や家具の角度が不自然にならないよう構図を確認しましょう。
少し上級者向け:三脚を使って撮影してみる
もう一歩レベルアップを目指すなら、三脚を活用した撮影がおすすめです。
スマホ用の小型三脚でも十分効果があり、手ブレを防いで安定した構図で撮影できます。特に夕方や室内など、光量が少ない場所ではシャッタースピードが遅くなるため、三脚の有無で写真の仕上がりに大きな差が出ます。
また、三脚を使えば撮影位置を固定できるため、同じ角度から複数枚撮ってベストな一枚を選ぶことができます。タイマー撮影を併用すると、シャッターを押す際の揺れも防げて、よりクリアな写真に仕上がります。
まとめ
普段、完成した住宅をなんとなく撮っていた方も、ちょっとした撮り方の工夫で、ぐっと人を惹きつける写真に変わります。
お客様は「綺麗な住宅」「心地よさを感じる空間」に自然と関心を持つもの。その魅力を伝えるためには、写真の質が大きな鍵となります。
ぜひ今回のポイントを実践し、スマホでもプロ顔負けの“魅せる”住宅写真を撮影して、集客やブランド発信にお役立てください。
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