地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe株式会社(リフレーム)の長谷川です。
工務店様の支援を続けていると、伸びる会社とそうでない会社の違いが、意外なほど“シンプル”であることに気づきます。
会社の売上規模や広告費、社員数ではありません。
最も大きな差を生むのは 「改善の習慣を持っているかどうか」 です。
実際、受注や売上を伸ばしている工務店には、共通して“改善・修正を繰り返す文化”があります。特別な戦略や大きな投資ではなく、日々の業務を少しずつ良くしていく。その積み重ねが、半年後・1年後にはまったく別の会社へと変えていくのです。
家づくりは「人」が中心のビジネスです。
営業、設計、現場管理、アフターなど、すべての工程に人が関わるため、仕組みが曖昧なままでは、すぐにミスや属人化が発生します。
改善の習慣が根づいている工務店は、
- 同じミスが繰り返されない
- 社内のコミュニケーションが滑らか
- お客様対応のスピードが早い
といった状態を自然と維持できます。
逆に改善が止まっている会社は、
「また同じトラブルが起きた」「また同じクレームが出た」という状況からなかなか抜け出せません。
つまり、改善とは単なる作業効率の話ではなく、
“お客様の安心度”と“会社の利益”を守るための行為 なのです。
工務店が取り組むべき改善の3ステップ
コンサルティングの現場でも、多くの工務店に共通していた改善サイクルがあります。
① 現状を正しく把握する
改善の出発点は「何が問題なのか」を正確に知ること。
例えば、
- アポ率が落ちているのはどの段階か
- 現場の遅れはどこから生まれているか
- 問い合わせ後の対応フローはどうなっているか
事実ベースで見つめ直すだけで、改善すべきポイントは自然と浮かび上がります。
② 小さく変えてみる
いきなり大きな改革は必要ありません。
- 打合せ資料をもう少し分かりやすくする
- お客様へのメール文面を見直す
- 現場ミーティングの時間を短くして要点を整理する
このレベルの小さな変更で十分です。
小さな改善でも、継続すれば大きな差になります。
③ 成果を測定し、継続する
改善で最も大切なのは“やりっぱなしにしない”こと。
変えてみた結果、
- 反響率が上がった
- お客様からの質問が減った
- 現場トラブルが減少した
こうした変化が見えれば、それをルール化して定着させます。
毎月1つ改善すれば、1年で12の強い仕組みができる
「大きなことを変えないと意味がない」と考える方もいますが、実際には逆です。
毎月、小さな改善を1つ積み上げるだけで、
- 接客の質が上がる
- 現場のばらつきが減る
- 無駄なコストが減る
- スタッフが迷わなくなる
といった“強い会社の土台”が整っていきます。
1年で12の改善。
3年で36の改善。
5年では60以上の改善が積み重なります。
これこそが、成長し続ける工務店のスピードの源です。
結局、工務店経営で一番危険なのは 「変わらないこと」 です。
市場も顧客心理も、住宅ローンも、建材価格も、SNSの常識でさえ、毎年変わります。
だからこそ、
“毎月1つの改善”を続けられる工務店は、必ず強くなる。
小さな改善が、未来の大きな成果をつくっていきます。
Reframe株式会社(リフレーム株式会社)は、地場工務店様向けに個別コンサルティングや各種研修、SNS運用代行を行なっている会社です。詳しくは Reframe株式会社のトップページ をご覧ください。


