建築業界がしんどい今だからこそ、地場工務店が大事にしたいこと

地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe(リフレーム)株式会社です。

こんにちは、リフレーム株式会社の三輪です。

最近、工務店さんと話していると、「今は本当にしんどいですね」という言葉を聞く機会が増えました。実際、今の建築業界は何か一つの問題だけで苦しいわけではありません。いくつもの課題が重なって、じわじわと会社に負担をかけている。そんな時期だと思います。だからこそ今日は、今の業界のことと、こういう時にあらためて大事にしたいことを、少し率直に書いてみたいと思います。

建築業界がしんどい今だからこそ、地場工務店が大事にしたいこと

地場工務店さんと日々お付き合いさせていただいていると、このところ強く感じることがあります。
それは、「何か一つが悪い」というより、「いろいろなことが同時に重なっている」ということです。

資材価格は高いままですし、人も足りない。職人さんの高齢化も進んでいます。働き方改革への対応もしなければいけないですし、お客様の動きも以前より慎重です。現場も営業も採用も、どこか一か所だけが大変なのではなくて、全部が少しずつ重たい。今の建築業界は、そんな空気の中にあるように思います。

今の建築業界は、正直かなり厳しい

数字を見ても、その厳しさははっきり出ています。国土交通省、厚生労働省調べでは、建設業では55歳以上の就業者が36.7%、29歳以下は11.7%とされていて、若い人が少なく、全体の高齢化も進んでいます。さらに2024年4月からは時間外労働の上限規制が適用され、以前のように長時間労働で何とか回す、というやり方も通りにくくなりました。

それに加えて、帝国データバンクによると、2025年上半期の建設業倒産は986件で、上半期としては過去10年で最多とのことです。資材高、人手不足、後継者難。以前から言われていたことが、いよいよ現実の数字として表に出てきている印象です。

そして、しんどいのはつくる側だけではありません。家を建てるお客様の側も、かなり慎重になっています。長期固定の住宅ローン金利も3%台にあり、建築費の上昇と合わせて、「建てたいけれど、今でいいのか」と迷う方が増えても不思議ではありません。問い合わせの数だけを見ていても、本当の変化は見えにくくて、これからは提案の中身や信頼の積み重ねが、ますます大事になってくると思います。

地場工務店ほど、影響をまともに受けやすい

こういう環境の中で、特に年商3000万から5億くらいの地場工務店さんは、本当に大変だと思います。
大手のように役割が細かく分かれているわけではなく、社長が営業も見る、現場も見る、採用も考える、資金繰りも気にする。そんな会社は少なくありません。

だから、原価が少しぶれただけでも利益に響きますし、ひとり辞めるだけでも現場の回り方が変わる。協力業者さんとの関係ひとつで、工程にも品質にも影響が出る。1件の受注、1件の紹介、1件のクレーム、その全部の重みが大きいわけです。

これは弱いとか強いとか、そういう話ではなくて、地場工務店には地場工務店の難しさがある、ということだと思います。逆に言えば、こういう規模の会社は、ちょっとした改善やちょっとした意識の変化が、会社全体にいい影響を与えることもあります。

派手なことより、足元を整えることのほうが大事

こういう時期になると、つい「何か新しいことをやらなければ」と考えがちです。もちろん、それも大事です。
でも実際には、派手な打ち手よりも、足元を整えることのほうが先だと私は感じています。

・売上だけではなく、粗利をきちんと見られているか。
・見積りが甘くなっていないか。
・追加変更が曖昧なまま進んでいないか。
・問い合わせ数ばかり追って、契約までの流れを見直せていないことはないか。
・OBのお客様や紹介してくださる方との関係が、いつの間にか薄くなっていないか。

どれも難しくもないですし、珍しい話ではありません。

むしろ、当たり前のことばかりです。
でも、厳しい時ほど会社を支えるのは、結局この当たり前の部分だったりします。長く地域で続いている会社を見ると、特別すごいことをしているというより、基本が雑になっていない会社が多いように思います。

こういう時こそ、会社や業者さんとのチームワークが大事になる

ただ、もっと大事なのは、数字やノウハウだけではないとも思っています。

こういう時期って、会社の空気が荒れやすいんですよね。

忙しい。利益が出にくい。人が足りない。思ったように決まらない。
そうなると、どうしても人はイライラしやすくなります。言葉が強くなったり、相手の粗ばかり気になったり、不満が先に出てしまったり。これは誰でもあることだと思います。

(これを書いている私自身も気を付けないと・・・)

でも、建築の仕事って、一人でできる仕事ではありません。
お客様がいて、社員さんがいて、協力業者さんがいて、職人さんがいて、仕入れ先の方がいて、地域のつながりがある。たくさんの人に支えられて、ひとつの現場が動いています。

だからこそ、建築業界が非常に大変な今こそ、イライラせずに、謙虚に、周りの方に感謝することを忘れない。これは精神論のようでいて、実はすごく現実的な話だと思っています。会社の雰囲気が悪くなると、採用にも、定着にも、お客様との関係にも、現場の連携にも、結局全部に影響してきます。

自分をアップデートすることを止めない

もうひとつ、こういう時だからこそ大事だと思うのが、学ぶことです。
常に学び、自分をアップデートしていくこと。これは今まで以上に大切だと思います。

ただ、アップデートというと、何か新しいノウハウを次々入れることのように聞こえるかもしれません。もちろんそれもありますが、私はそれだけではないと思っています。
たとえば、お客様への伝え方を変えること。

・若手への教え方を見直すこと。
・会議の進め方を変えること。
・見積りの出し方を見直すこと。
・クレームがあった時の初動を変えること。

そんなふうに、今までのやり方をそのまま続けるのではなく、「もっとよくできないか」と考え続けることも立派なアップデートです。大きく変わる必要はなくても、小さく変わり続けることはできるはずです。

最後に・・・

建築業界は、しばらく楽になるという感じではないかもしれません。
だからこそ、会社の本当の姿勢が出る時期でもあると思います。

焦って空気を悪くしてしまうのか。
それとも、足元を整えながら、学び続けて、謙虚さを忘れず、周りへの感謝を持って進んでいくのか。
派手さはなくても、結局は後者の会社が地域に残っていくのではないか。高崎で地場工務店さんと関わる中で、私はそんなふうに感じています。

・常に学ぶこと。
・謙虚でいること。
・感謝を忘れないこと。

当たり前のようですが、厳しい時ほど難しい。
でも、だからこそ大事なのだと思います。

今日のブログは過去イチで長いブログになりました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

Reframe株式会社(リフレーム株式会社)は、地場工務店様向けに個別コンサルティングや各種研修、SNS運用代行を行なっている会社です。詳しくは Reframe株式会社のトップページ をご覧ください。

お問い合わせCONTACT

サービスやイベントの
ご相談・ご質問など、
気軽にお問い合わせください。

電話をする 問い合わせ 資料請求