こんにちは、群馬県高崎市の地場工務店向けにコンサルティングや各種研修やセミナーをおこなっているReframe株式会社です。
最近は暑くなったり寒くなったりと気温の変化が急すぎて、風邪を引いてしまわないかヒヤヒヤしながら過ごしています。
せっかくなのでこの場を借りて最近読んだ本についてお話しさせていただこうと思います。
長野まゆみさんが書いた、三日月少年漂流記という本です。
簡単なあらすじは
博物館に展示されていた三日月少年と名付けられたロボット人形が突然消えたというところから始まります。
この三日月少年は充電式のニッカド電池で動く精巧な自動人形なのですが、外見がまるで少年のような精巧さがあるだけで、動きは単純なものしか出来ない人形です。
警察や博物館の人々は人形が消えると盗まれたのだと疑いますが、主人公の少年とその友達は三日月少年が自ら逃亡したのだと確信していました。
主人公たちは三日月少年を探しに始発電車に乗り込み、不思議な冒険へと出掛けます。
この本のいいところは、大冒険!とまでいかない冒険だということです。
移動範囲も日本でいえばたぶん群馬から埼玉くらいの感覚だろうし、主人公の少年たちもまだ小学生であり、よくある選ばれた少年風でもないところです。
普通、冒険譚ならここから新たな世界が始まる!世界中を旅する!みたいなのを想像しますが、これはただの少年期の家出程度のものなんです。
しかも目的が三日月少年を探すというだけのもので、学校や家に不満も特に無いただの少年が家出をする。
主人公も家を出る時、2・3泊の旅行に行ってくるぐらいの気持ちでいるから、荷物もろくに持たずにリュックの中にぬいぐるみまで入れてくる適当さ。
小学生の後先考えてそうで考えきれていない、あの懐かしい感覚が蘇ります。
この少年らしさが、あの名作スタンドバイミーを思い出します。
ただ死体を見にいきたいから線路を歩こうぜ!的な。
スタンドバイミーと違うところは、三日月少年漂流記にはファンタジーというエッセンスが加えられているところでしょうか。
このファンタジーも個人的にはファンタジーすぎず、読んでいて受け入れやすい絶妙なバランスだと思います。
文庫サイズで200ページもいかないくらいの短めの作品なので、
少しファンタジーを読みたい、少年時代の懐かしい気分に浸りたい時はおすすめの作品です。
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