こんにちは、群馬県高崎市の地場工務店向けにコンサルティングや各種研修やセミナーをおこなっているReframe株式会社(リフレーム株式会社)です。
夜中に霜が降りるほどの本格的な寒波の到来です…と書き始めたいところですが、
師走に入ったのに最高気温が17度と秋のような暖かく包み込みような日も度々ある暖冬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は相変わらず、暇を見つけては本を読み漁る日々を送っております。
今朝も追加の本が7冊届いたので12月も読書読書の日々となることでしょう。
現在はチャイナ・ミエヴィルの【都市と都市】という作品を読んでいます。この作品も面白いのですが、まだ途中なので別の本を紹介したいと思います。
わが母なるロージー【P・ルメートル】
この作品は、「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」「傷だらけのカミーユ」の3部作で構成されているカミーユヴェルーヴェン警部シリーズの2作目「その女アレックス」と「傷だらけのカミーユ」の間の事件として書かれたシリーズ最後の作品です。
フランスのパリで爆破事件が発生し、その直後に犯人が警察に出頭してきた。その犯人はあと6つ爆弾が仕掛けられていると告げ、警察に金と脱出経路(逃亡先での安全)を要求します。しかし、カミーユは犯人と向き合っているうちに真の狙いは別にあるのではないかと仮説を立て始めます。この事件の先にあるものをカミーユ警部と一緒になって考えていくのですが、この作品には全シリーズ皆勤賞のカミーユの部下である富豪刑事のルイと3部作最後の傷だらけのカミーユで大きなキーパーソンとなったアンヌが登場し、シリーズのファン歓喜の作品となっています。この作品の美しく残酷で儚い最終ページは必見です。
これまでの3部作よりもさらに、読後に大きな穴を心に穿つ作品だと感じました。
この作品の初版には限定付録として今までの作品の説明と短い作者インタビューのついた徹底ガイドが付いてきます。
その中で、作者のルメートルはこの作品をファンへの贈り物として用意した作品だと語っています。
出版社からプレゼントとして与えられたカミーユヴェルーヴェンとの再会とも語っていますが、ファンとしては何度もカミーユに再開したいので今後もスピンオフを期待したいシリーズです。
それとこのシリーズを翻訳した橘明美さん。フランスの本らしい小洒落た雰囲気を崩すことなく、それでいて読みやすく仕上げるセンスには脱帽しました。次に本を購入する時は橘さんが翻訳した他の作者の本を選んでみたいと思います。
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