地場工務店様に対して、住宅営業やSNS活用や運用支援、集客戦略やイベント立案等の総合コンサルティングを行なっているReframe株式会社(リフレーム)です。
工務店様にとって、完成見学会や相談会などのイベント集客は、見込み客との重要な出会いの場です。そして、その集客の成功を左右するのが、チラシやWebサイトのサムネイルといった、いわゆる「ビジュアル表現」のクオリティです。
集客ツールの制作に携わるプロの視点から、工務店の皆様が陥りがちな落とし穴と、イベント集客を劇的に改善するための戦略をお伝えします。
1.情報を「羅列」から「メリット」へ整理する
多くの工務店様の集客ツールは、「耐震性」「高性能断熱」「地元の信頼」など、工務店側が伝えたい情報で埋め尽くされています。しかし、家づくりを考えるお客様が最初に知りたいのは、「自分や家族の暮らしにどんな良いことがあるのか」です。
効果的なビジュアル表現とは、受け手にとってのメリットを一瞬で伝えることです。
ありがちな表現: 専門用語や仕様を小さく詰め込んだレイアウト。
効果的な表現:
- ターゲット層に響くキャッチコピーを大きく配置する
(例:「共働き夫婦必見!土日を快適にする家事楽動線見学会」)。 - メリットを象徴する写真を大胆に使い、憧れの暮らしをイメージさせる。
- 参加への「ハードル」を下げる情報(日時、場所、予約方法)を最優先で、迷わず辿り着けるよう整理する。
特にWebサイトのサムネイルは、数ある情報の中からクリックさせるための「玄関」です。背景を整理し、イベントタイトルと魅力的なイメージのみに絞り、一瞬で内容が伝わるデザインを心がけましょう。
2.「すべての人」ではなく「あなた」に語りかけるトーン&マナー
イベント集客で最も重要なのは、見込み客を絞り込むこと、つまりターゲットに「これは自分のためのイベントだ」と感じさせることです。万人向けの表現は、結果的に誰の心にも響きません。
ターゲットを明確にしたら、制作物全体のトーン&マナー(雰囲気)を統一します。
- 高性能住宅のイベントなら、信頼感や誠実さを表す青や緑を基調とした表現。
- デザイン性の高い家のイベントなら、洗練されたイメージを持つ黒や茶を活かした表現。
色やフォント(書体)、使用する写真の質感に至るまで、すべてを連動させることで、ターゲット層が憧れを抱く世界観を作り上げることができます。この一貫性こそが、イベントの質を高め、本当に来場してほしいお客様を呼び込む力になります。
3.ビジュアルは「行動」を促すための最終兵器
どんなに魅力的なイベントでも、お客様が「次の一歩」を踏み出さなければ、集客は成功しません。制作物の役割は、お客様の感情を動かし、具体的な行動へと導くことです。
チラシやWebページは、単なる情報の受け皿ではなく、「行動」をデザインするツールでなければなりません。
チラシであれば、予約用のQRコードを大きく、すぐに読み取れる位置に配置する。
Webページであれば、予約ボタンを最も目立つ色とサイズにし、「今すぐ予約する」など具体的な文言を添える。
「なんとなく良さそう」ではなく、「いますぐ予約しなくては」という衝動を生み出すのが、プロの制作企画力です。ビジュアル表現は、工務店のイベント集客における最初の接点であり、最後の後押しであることを意識し、戦略的なツール作成を追求しましょう。
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